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おめでたい時のお料理
八寸やその他のひとつひとつの料理がだんだんあき色に染まってきました。

さて、きょうはオメデタ事のお料理。
金婚式をお祝いになるご家族連れです。

結婚50周年をお祝いする料理にするわけで・・・、まずは蛤に金箔をかぶせています。
2枚貝のはまぐりは1対の殻でないと合わさらないので、婚礼を象徴する食材。
中の身に白味噌を塗って焼き、金箔蛤の田楽になります。〜〜

小さめの車海老も薄味で焚きました。海老は長寿を象徴する食材、末永く〜・・というわけ。

真ん中にちょこん・・と柿玉子。季節感の演出です。温泉玉子を作り、黄味だけを味噌漬けにします。昆布を切って、ヘタに見立てて・・・というわけ。

こちらの鮭の腹子、醤油漬けではなく、美味漬という味付け。昆布と鰹節で取った出汁に、薄口醤油とみりんを加え、薄味にして漬け込みます。
醤油漬けと異なり、いくらが硬くならないのです。

いくらの手前の松茸寿司、そして、むかご真蒸。右奥が家族の繁栄を願う子持ち昆布。
出汁もきいて・・・あ〜たべたい。ハイ、前菜の全景です。

さて、料理も進んで・・・油物。
昆布の船をかりっと揚げました。
こちらは、稲穂を揚げてます。稲穂は豊穣の象徴です。

氷見特産のネギを芯に、鱸の身、海苔、湯葉を巻いて・・揚げまして、そして切ります。これは、東寺揚げという料理。2つずつつけます。

鶴の器、ヨロ昆布の船に夫婦で乗って〜
・・・とはいえ、今回のように旅の目的に合わせて、しっかりと期待に答えたいと思っていても、すべてが・・・そういう場合ばかりではありません。
思いをうまく受け留めきれずに、まだまだ至らないことも多いのが辛いです。
また、お料理のサービス面やさまざまな設備の面も、まだまだで、お客様の多い日には、なかなか思いと身体がついていかず、申し訳なく、心苦しく感じることも多いです。

最近は、ブログを読んでから来てくださるお客様も多く、ますます『思い』と『至らない永芳閣の現実』のギャップに悩みます。
んむむむむ〜、ふんばらなくっちゃ。


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